6. 私のもうひとつのお仕事

さてドミニカ共和国にきて3ヶ月。

少しずつ本当に少しずつ活動も進んでいる…ような笑

 

今日は私のここでのもうひとつのお仕事について。

ドミニカ共和国の隊員は基本的にはホームステイです。

私の家にはママとパパが住んでいます。

でも毎日子どもや孫、隣人、ハイチ人、子どもの友達など10人近くがバラバラとやってきます。

関係性もよく分からないことがしばしば…

なんと最近まで娘だと思っていた子はどうやら孫だった…？よく分からないけど、関係性なんてどうでもいいか、今がよければ、という気持ちになります。

そんなこんなでたくさんの人が来るのでご飯もたくさん作ります。

 

本来は私が(というかJICAが)支払っているのは家賃と水と電気のみ。ご飯分は払っておりません。

しかし、いいからいいから、と毎日ご飯を私も食べさせてもらっています。

最初の頃は控えめに、手伝います…と言っていたけど、これまたいいからいいから座ってなさい、という感じ。

お金も払っていないのにご飯を食べて、

いけない、このままではいつまでもお客様のまま。私ももっと家族の一員になりたい！と思い、ある時から、いろんなことに対して、それやらせて！と言うようになりました。

 

例えばプラタノ(platano)とよばれる食用バナナ。

フルーツのバナナとは違い硬くてこちらでは揚げたりふかしたり主食です。

毎日のように食べるので毎日のように皮を剥きます。

しかしバナナのように手では剥けないので包丁で剥きます。

やらせてもらいました。

これがね、思ったより難しくて、自分でも驚くほど下手。

家族みんな大爆笑です…笑

私が剥いてる途中に誰かが家にやってきて、

Moyu、プラタノ剥いてるの！貸してごらん、こうやるのよ。

ふむふむ。よーし。

また誰かがやってきて、

Moyu、あっはっは！見てごらん、こうやるのよ。

あれれ…私、仕事増やしてる…？

こんな始末です笑

 

でも最近、私も手に職をつけました！

ダイダイ(naranja agria) を絞る役目を手に入れた！笑

ダイダイがよく手に入るので、ママが皮をむいて

これまで息子さんが絞っていました。それをやらせてもらいました。

この上で絞ります。結構力が入ります。

最初にやった時、息子さんのチェックが。

Moyu もっと絞らないと！

これでもか！というくらい絞りました。

あっはっは、完璧だ！

それから私の仕事となりました。笑

1回にこれくらい絞って

このくらいの量になります。ここに砂糖と無糖練乳をいれて

ジュースにします。これをパンと一緒に食べて夕食にします。

 

最近ママが私を誰かに紹介するとき、

彼女はMoyu、私の3番目の娘よ。ドミニカ料理が大好きでなんでも食べるの！それに、ダイダイをすごい力で絞るのよ！

 

その他にも掃除のとき家具を拭く担当になりました。

料理してるときに、Moyuちょっと手伝って〜と言われるようになりました。

コルマド(いろんなものが少量から買える小さいお店)へのおつかいも頼まれるようになりました。

よく買ってくるものを間違えて、5歳の孫に、間違えてやんのー！！と爆笑されてもいますが笑

でもお陰で最初は少し怖かったコルマドのおじちゃんとも顔馴染みの仲になれました。

買うもの間違えてよく交換にいくから呆れてるかもしれませんが笑

 

まるで小さい子どもに戻ったような。懐かしい気持ちで過ごしています。